045-264-6590
CLOSE

SYMPTOM

鼻血 ~原因と受診のタイミング~

急な鼻血に驚いていますか?またはすぐ止まるけど、最近よく鼻血が出るな、と思っていますか?たかが鼻血と侮るなかれ、他の症状同様、時に重大な疾患の可能性もあるため、ひどい鼻血や繰り返す鼻血が気になる場合は受診も検討が必要です。もちろん鼻をほじっていたら出た、すぐ止まった、ならあまり心配はないかもしれませんが、最近頻繁に鼻血が・・ということであれば血液の病気などの最初の症状のこともあります。

原因、対処法、受診時に確認しておくべき項目について見ていきましょう。

 原因

鼻そのものに原因がある場合

*鼻いじり(つまり鼻ほじり)、鼻かみ

*鼻炎

*副鼻腔炎

*鼻中隔湾曲症(左右の鼻の隔壁が曲がっている)

*外傷(けが) 鼻骨骨折

*腫瘍 良性腫瘍や悪性腫瘍(上顎洞癌)

この中でも困るのは腫瘍が原因となる場合です。その場合、いつも決まった方の鼻から出血する、片側ばかり鼻が詰まる、痛みがある、顔が腫れている、など鼻血以外の症状がないか、注意して観察してみましょう。また、多くの腫瘍と同様、喫煙はリスクの一つ、喫煙歴のある中年以上の方で鼻血が気になる場合は一度は受診を検討してよいでしょう。

 

全身性の疾患に伴う場合

*高血圧

*血液疾患:様々な血液の疾患で出血しやすい、という症状が出現し得ます。鼻血だけでなく、アザができやすくなる、歯茎からも出血するなど鼻に限らず症状が出現します。また、血液の他の成分にも異常がある場合は、貧血様の症状(立ちくらみ、息切れ、失神等)や免疫力の低下、といった症状も出てくるかもしれません。

 

その他

*血液さらさらの薬(抗血栓剤の内服)を内服している

しばしば使われる血液サラサラの薬としては・・

*抗血小板薬;アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾール

*抗凝固薬;ワーファリン、ダビガトラン、アピキサバン、エドキサバン、リバーロキサバン

などが挙げられます。

対処法

多くの鼻血は鼻炎などで粘膜が弱った状態で強く鼻をかんだり、ほじったりの機械的刺激で出血を来します。その場合は出血点も手前にあり、押さえれば止まることが多いため、鼻をつまんで首をがっくり下げてしばらく待ってみましょう。*ロダンの考える人のようにがっくりと頭を下げておきます。

上を向くと血が喉にまわって、血液を飲み込むことになるのでよくありません。

明らかに脈にあわせてドクドクと真っ赤な血液が出てくる場合は動脈からの出血の可能性があります。その場合、そう簡単には止まりませんし、止まっても再び出血してしまうことも多いため、受診が必要でしょう。やはり喉に回ってきた血は飲み込まず、しっかり圧迫した状態で病院へ行きましょう。

 

チェックリスト

□いつから鼻血が出ていますか?気になり始めましたか?

□片側?両側? どちらからの出血ですか?

□1回だけ?または反復して出血していますか?

□最近顔や頭をぶつけていませんか?

□今までにかかった病気はありますか?(既往歴)

□今内服している薬はありますか?(内服歴)

 

最近鼻血が出ることがあって心配・・今は出ていない・・なら内科で相談も可能です。今まさに血が出ていて困っているなら耳鼻科、顔面蒼白で血圧も低いという場合は救急外来への相談、受診でも良いです。実際に鼻血からの出血多量で心肺停止になった例は病院勤務中に見聞したこともあります。薬が原因の場合、調整が必要かもしれません。気になる場合は、近くの病院で気軽に相談してみましょう。もちろん当院も気軽にご相談ください。

*対応しきれない場合は耳鼻科や総合病院紹介となります。

ページトップへ