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新型コロナワクチン接種について(よくあるご質問)

新型コロナウイルスに対するワクチン接種に関し様々なご質問をいただいています。

厚生労働省やファイザー社の発信する情報に関しては適宜そちらの専用ホームページやこちらをご覧ください。

以下に必ずしも”正解”のないご質問に対していち医師としての見解を記載します。

新型コロナウイルスワクチンは受けた方がいいですか?

⇒受けられる環境が整えば接種について前向きに検討していただいてよいと思います。ただし、(すべての医療処置がそうでないように)100%安全とは言えず、最終的に接種を受けるか様子を見るかは自己判断で決定する必要があります。

もう少し実務的な観点からは、”いつ受けるか”は計画的に考えて頂く必要があるかもしれません。翌日や翌々日に絶対に避けられない重要な仕事、行事などある場合は比較的強い副反応が出た場合も想定し接種は見送る必要があるかもしれません。

クリニックの人は受けていますか?

⇒希望者は接種をしています。私(医師)の場合、自分自身アレルギー体質もあり、最後まで悩んでいましたが、結局2回接種を受けました。

副作用はありましたか?

⇒特に2回目は接種後数時間で強い倦怠感が出現しました。その後は接種部位の痛みと筋肉痛のみで発熱やアレルギー反応はなく経過することができました。一方で38℃近い発熱や強い頭痛、嘔気嘔吐など比較的副反応が強く出てしまった方もいました。副反応の出方にはかなり個人差があります。

ワクチンは安全ですか?

⇒現時点で分かっている情報をもとにすればおおむね安全と言えそうです。

様々な情報が入り乱れていますが、新しい医療技術、医薬品に対して不安を感じるのは当然のことであると思います。特に長期的な影響などは”わからない”以上のことは言えないと思っています。(悪影響、そんなものはない!と言い切るのもまた科学的な姿勢ではないのかなと思いますので・・・あくまで分かりえぬことは真摯に「わからない」としておくしかないと思っています。)

様々な”確率論”で安全性が主張されていますし、世界中で何億回と使われた実績を見れば100万回に数回の副反応を恐れる必要はないであろう、というのが理性的な判断です。が・・とはいえその稀な副作用が自分に降りかからない保証はどこにもありません。ワクチンの副反応への不安と普段の生活でコロナウイルスに対する恐れを常に抱いたり生活の制限がある状況への不安を比較して冷静に判断していただければと思います。

ワクチンを打てばコロナは収束しますか?

⇒してほしいと思いますし、イスラエルやイギリスの状況などを見れば少なくとも収束に向かいそうと期待しています。ただし、これに関しても”わからない”と思います。ウイルスの生存本能(?)としてワクチンなど鼻にもかけない変異を遂げる可能性がある以上ワクチンを打ったからと言って今後100%新型コロナウイルスが収束するとは言えないと考えています。

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