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現場報告 ~コロナ患者さんオンライン診療①~

忙しさに負けてすっかりHPの更新が滞ってしまいましたが、また少しずつUpしていきます!

今回は新型コロナウイルス感染症に関して医療現場ならでは情報を記載していみたいと思います。

さて、新型コロナウイルス感染症患者さんの数がとんでもないことになってきました。連日最多数を亢進・・めまいがしそうな数字が報道されています。

患者数が増えれば当然療養施設や自宅で隔離・経過観察となる患者さんも増えます。その方々をオンライン(電話)で診療し、お薬の手配をする、というお仕事を当院でも11月頃から開始しました。

神奈川県内の患者さんは新型コロナウイルス感染症と診断されると多くの無症状者および軽症者は自宅または療養施設で療養を行います。

※酸素投与が必要なほど呼吸状態が悪化した中等症~重症患者さんは入院が必要です。

療養施設は数か所設定されており、神奈川県内ではAPAホテル関内やワシントンホテル、レンブラントスタイル本厚木、湘南国際村、北里東旧看護寮、横浜市療養所、パークインホテル厚木に患者さんが入所しています。基本的に療養所は”隔離”目的の滞在先であり、病院のように医師や看護師から医療が提供される場ではありません。

感染者の方は感染症法に基づき隔離が義務付けられる一方、新型コロナウイルス感染症にかかわる医療はすべて公費すなわち自己負担なく賄われます。

ただし隔離が必須のため、基本的に症状が軽ければ病院や診療所の通院を行わず、当院のような街の診療所から電話、オンライン診療を行い処方箋を交付、薬局からお薬が手元に届くよう手配をしています。

当院では2020年9月頃から神奈川県庁の依頼を受けつつオンライン診療を行っていますが、統計を見るとかれこれ400人を超える患者さんの診療を行っていることがわかりました。

基本的には以下の流れで薬の処方を行います。

①依頼を受ける

②電話で患者さんに保険証情報を聞く

③医師に電話を変わり、電話で診療

④処方を決定し処方箋を発行する

⑤処方箋を指定薬局にFaxで送付し

⑥薬局から患者さん宛てに薬が発送される

最近はこのオンライン診療の件数が著明に増加しており、患者さん全体の動きを把握している県の中枢部の忙しさは想像を絶するものになっていると思われます。

当院でもできる限り県内の新型コロナウイルス診療に協力すべくスタッフ一丸となってオンライン診療にも取り組んでいます。

電話が遅れたり保険証の確認でお手数をおかけすることがありますが、本当にたくさんの人が協力・連携し、一人でも多くの患者さんに早く薬が届くよう頑張っていることを是非知っていただければと思います。

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