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現場報告 ~コロナ患者さんオンライン診療③~

連日たくさんの方とオンライン診療でお話をしています。

その中で感じることの一つが情報不足による不安感の増大がさらに患者さんの体調を悪化させている(かもしれない)ということです。

得体のしれない未知のウイルスが体内にいて、それが熱や咳を起こしている・・・と考えれば確かにとても恐ろしいこと。

さらに連日極めて少数のはずの重症者をあたかもマジョリティーにように映し出すテレビなどのメディア・・

専門家と言われる人でさえ新型コロナウイルス経験はしょせん私たちと変わらない約1年・・色々なことをいう人がいてもおかしくはありません。

そういう不安の中で体調不良もあり、さらに孤独感があれば徐々にマイナス思考になってしまうのは仕方のないことでしょう。

短時間でも医師と話をする、という中で少しでも安心感を持っていただければと考えています。

新型コロナウイルス感染症は悪化しなければ無症状~風邪程度の症状で済む方も少なくありません。

悪化した時の悪さが目立つのでそういう意味では医師として決して侮れない疾患と感じていますが、それでも現実多くの自宅療養の方が発熱+/ー咳や痰程度の症状で回復、社会復帰をしています。

甘く考えるのは間違いですが、一方未知のウイルスであるからと過度に恐れる必要はありません。

そもそも普段の風邪をきたすウイルス・・・一体何ウイルスに侵されているか考えたことはありますか?(ちなみに普段の風邪を起こす病原体としてはコロナウイルスやRSウイルス、ライノウイルスなどがあります)

人によって症状に濃淡があるのはすべての病気に共通です。あまりにも患者さんが増えてしまった今、すべての患者さんに満足な医療の提供が追い付かなくなっているのは事実です。

それでも本当にたくさんの人が患者さんのために奔走しています。

不安な方が一人でも減るように、クリニックとしては微力ではありますが電話でお話する機会があった患者さんにはできるだけ質問にも回答するようしています。

引き続きそれぞれができることを心がけつつ頑張って参りましょう!

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