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熱中症警戒アラートの運用が開始になりました

じめじめした日が続いています。

関東甲信地方では7月1日より熱中症警戒アラートの運用が環境省+気象庁の主導で始まりました。

これは暑さ指数33を超えると熱中症の危険性が高まったとして発令される警報です。

暑さ指数は単純な温度だけでなく、湿度や風、日差しなどを考慮し、より体感に近い暑さ、いわゆる体感温度を表す指標です。

この指数が33を超えると例年熱中症患者が増えることから、33を超えた時点で警戒情報が発令される仕組みとなっています。

梅雨のこの時期、夏と違いじっとりと汗をかく一方、春からの習慣であまり水分摂取ができず、比較的容易に脱水症状を示すことが多い印象です。

また、嘔吐や下痢などで通常よりもたくさんの水分が体外に排泄されてしまえば、高齢者に限らず若い方でも脱水、そこからくる気分不快や倦怠感、軽度意識障害など熱中症様の症状を示すこともあります。

特に嘔吐や下痢がある場合はミネラル(塩分)を含んだ水分の摂取が必要ですが、自力では摂り切れない、または飲んでも吐いてしまうという場合は早めに受診を検討していただき、点滴による補液などを受ける必要があるかもしれません。

是非注意して生活をしてください。

注意点

*喉が渇いた!と思う時点で身体はかなり水分を失っている可能性があります。口渇感を感じる前に定期的、こまめな水分摂取を心がけましょう

*尿量の変化は体内水分バランスの良いバロメーターです。普段より尿が濃かったり、尿回数が少なかったりする場合は体内の水分量も減少している可能性があります。

*心不全や透析患者さんで医師から水分制限が指示されている場合、水分の摂りすぎは元のお病気の悪化を招く可能性があります。不調を感じたら早めにかかりつけの先生に受診を検討しましょう。

*普段の水分摂取は水やお茶でOKです。たくさん汗をかいたり、嘔吐・下痢により脱水気味となった場合、ミネラル(塩分)を含んだ水分の摂取が好ましい場合があります。その場合は経口補水液(OS-1など)を摂るようにしましょう。

 

→病気の名前から探す「熱中症」 も是非ご覧ください

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