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睡眠時無呼吸症候群をご存知ですか?②

前回のブログでは睡眠時無呼吸症候群(略称 SAS サス)の病態と症状、原因について記載しました。 (→ブログ

今回は実際に睡眠時無呼吸症候群を疑った時の検査について紹介します。

検査

睡眠時無呼吸症候群の検査は2段階で行われます。実際に眠っている時にしか症状は確認できませんので、自宅または病院で実際に寝ているときのいびきや呼吸停止、実際の体内の酸素濃度の確認を行います。

第一段階 簡易検査

検査場所;自宅 検査時間:普段と同じ様に寝ている時間(一晩でOK) 検査料金;医療保険が使えます 検査料金3000円程度+診察代などがかかります

(検査の流れ)

1、診察、クリニックにて検査申し込み

2、後日、検査会社からご本人様へ郵送日などを決めるためお電話があります

3、貸出用検査装置が自宅に到着したら、使用方法に沿って機械を装着していただき、その後、いつも通りに就寝してください。

4、起床し取り外した時点で検査終了です。その後、検査会社へ装置のご返却をお願いします。

5、検査装置が検査会社へ到着したら、検査の解析がはじまります。

6、約7-10日程度で解析結果レポートがクリニックに届きます。

7、結果が到着したら、クリニックよりご本人にご連絡させて頂きますので、結果を聞きに再診におこしください。

検査は非常に簡単、血液中の酸素濃度を測るモニターと空気の出入りを測る気流モニターの二つをそれぞれ指と鼻、体幹部にセンサーを装着します。

この検査では1時間当たりの無呼吸、低呼吸をスコア化して(RDI:呼吸障害指数)結果がでます。

RDI 40以上:1回の検査で睡眠時無呼吸症候群 と診断可能です →治療へ

RDI 5~39:睡眠時無呼吸症候群の可能性はあるため、2段階目の検査に進みます →2段階目の検査へ

RDI 4以下:現時点睡眠時無呼吸症候群の可能性は高くありません。熟眠感がないなど、SASを疑うような症状があれば、別の原因を探ることになります。

 

 

 

 

 

 

第二段階 PSG検査(精密検査)

検査場所;要相談 自宅、または入院(他の医療機関紹介)

検査時間;寝ている間(やはり1日でOK)

検査料金;入院、自宅検査で変わります 医療保険は使えます 自宅検査の場合1~2万円程度

より精密な検査で睡眠時無呼吸症候群を検査します。この検査は入院または自宅での検査を選ぶことができます。当院では提携している会社を通じて自宅でも検査ができるようにしています。

行うことは第一段階の検査と大きくは変わりません。自宅で検査を行う場合、やはり検査会社から送られてくる装置を装着、一晩寝れば検査完了です。

装着するモニターは第一段階に比べ、少し増えます。

血液中の酸素濃度を測るモニター、鼻につける空気の流れを感知するモニターに加え、簡易脳波計や胸・腹のベルトによる、実際の胸郭の動きの確認が行われます。

この検査でも1時間当たりの無呼吸、低呼吸をスコア化、AHI(無呼吸低呼吸指数)という値で睡眠時無呼吸症候群の診断を行います。

AHI 20以上;睡眠時無呼吸症候群として治療の適応があります →治療へ

AHI 15~20;中等度の睡眠時無呼吸症候群です。原因検索やその原因を取り除く対策が必要です。

AHI 5~15;軽症の睡眠時無呼吸症候群です。やはり原因検索やその原因を取り除く対策が必要です。

 

自宅検査と入院検査のちがいは?

おおむね検査内容は変わりませんが、入院検査の最大のメリットは、睡眠時無呼吸症候群以外の睡眠時の異常が見つかる可能性がある点です。睡眠時無呼吸症候群ではなく、レム睡眠行動障害(寝ぼけて動き回ってしまう)やむずむず足症候群(寝ようとすると足がむずむずして身の置き所がなくなり、不眠の原因となる)は自宅での検査では見つけることが困難です。その場合、入院で観察者がいる状態で眠ることでSAS以外の日中の眠気や不眠の原因が判明する可能性があります。

簡便性や普段からなれた布団で眠れる、自分の生活リズムを乱さず検査を受けられる、料金も安く済む、という点では在宅検査のメリットが高いといえます。

 

今回は睡眠時無呼吸症候群の検査について記載しました。気になる症状があれば、ぜひクリニックでも実際に聞いていただければと思います。

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