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新型コロナウイルス対策について③

今や世界中で拡大するコロナウイルス感染です。

特にイタリアを中心に欧州でも感染が拡がり、医療のみならず経済的にも様々な影響が顕在化してきています。

当院最寄り駅、元町中華街駅の名物、中華街も今までより明らかに人の出が少なく、日中から閉まっているお店も増え、寂しい雰囲気となってしまっています。

現段階でも重症化した肺炎で苦しむ方がいますが、一方で日常生活が大きく変化しそれによる悪影響が少しずつ出てくる時期でもあると思います。

免疫力、というキーワードを考えた時、ストレスや運動不足は思った以上の悪影響を与えることがあります。

以下の点を少し意識して生活してみましょう。

①ひきこもり生活はおすすめしません!

→もちろん混雑した人ごみに行く必要はありませんが、例えば公園の散歩などは他者との接触機会も少なく、今まで通り行っても何ら問題のない活動の一つです。

会社通勤がなくなると、今まで通勤で得られていた一定の身体を動かす機会さえ失われてしまいます。引きこもっていてはストレスもたまる一方、意識的に散歩などの時間を設け身体を動かしましょう。

②マスクがないからと慌てないで!

→基本的に一般生活ではマスクが必要なのは“感染症にかかり症状がある人”が周囲に菌やウイルスを広げないためです。もちろん他者からのくしゃみを浴びない、など一定の予防効果はありますが、マスクをすれば完全予防!というわけではなく、ないからと言って全く他人と会えなくなるわけではありません。

特に医療・介護関係者はより体調の悪い方から体液(鼻水や唾液、血液など)を浴びるリスクが高く、医療・介護関係者に優先的にマスクが届くようにしていくことが社会全体として必要であると考えています。

*この時期、花粉症の方はマスクがないとかなりつらい・・というのはよく分かります。使い捨てマスクを毎日取り換える、というのが理想ですが、やはり現在の不足を考えると、布マスクを洗いながら使用していく、というのが現実的かもしれません。(花王 マスクの洗い方

③昼夜逆転に注意!

→仕事や学校はある意味強制的に私たちを日中起こしておいてくれる仕組みと言えます。それがなくなると、どうしても生活は乱れがち、夜遅くまで起きて朝は中々起きられない、気づいたらすっかり昼夜逆転、というのは簡単に起こりえることです。しかし、昼夜逆転は精神、身体に様々な悪影響を及ぼします。意識して朝しっかり起床し、夜は寝る生活を続けることが重要です。

④必要な時は医療機関の受診を!

→不要な受診はもちろん必要ありませんが、一方で本来早めに医療機関にかかり悪化させる前に治療を受ければ改善するような病態でも、なんとなく病院やクリニックに行きづらいため症状を悪化させてしまう例が出てくることを懸念しています。今回、コロナウイルス感染に関しては一部重症化する人が目立つ一方で、無症状感染者や風邪程度の症状で軽快している人も多数いることがわかっています。コロナウイルスに特異的に効く薬や治療法がない以上、肺炎に至らない感染については一般的な”風邪”と同様の扱いで経過をみていくことになります。それよりも、風邪だと思って様子を見ていたが他の重篤疾患(髄膜炎や尿路感染症など)であった・・ということはできるだけないようにしたいものです。

*当クリニックは現在も通常体制で診療を行っています。心配な症状がある場合は事前にご相談をいただき、来院のアドバイスをさせていただくことが可能です。

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