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帯状疱疹ワクチンのすすめ
水ぼうそう・・子供の病気、と思われがちですが、こちらのウイルス(水ぼうそうはウイルスによる感染症です)、一度体内に入ると基本的に完全にはいなくならず、神経の根元にこっそり住み着き、悪さをするでもなく、いなくなるでもなくそこに居続けることができます。
通常、このウイルスが神経を伝って出てこようとしても、体内の免疫がすぐに抑え込んでくれるため、基本的に神経の根元から出てきて、悪さをすることができません。
しかし、免疫力が弱ったり体調がすぐれない場合、免疫の目をかいくぐって神経に沿ってウイルスが現れてくることがあります。これが帯状疱疹です。
水ぼうそうと同じウイルスが違う病気として悪さをしていることになります。
この帯状疱疹、決してまれな病気ではないため、いままでかかったことがある方もいるかもしれませんが、高齢になるほど発症しやすくなり、また高度の神経痛を残したり、髄膜炎など重症感染症をきたすこともある、なかなか厄介な感染症です。
しかし、水ぼうそうにワクチンがあるように、帯状疱疹もワクチンで予防することが可能です。
私たちはワクチンを接種したり、実際にその病気にかかることでその病原体に対して”免疫”を獲得します。2回目以降、体内に病原体が入ってきてもすぐに対応できるようになるため、基本的に水ぼうそうに2回以上かかることはありません(例外はあります)。
しかし、免疫細胞も長い間、敵であるウイルスに出会わなければ、徐々にその対応力は低下してしまいます。よって、再度ワクチンで免疫を獲得するのが帯状疱疹の予防につながるのです。
効果は100%ではありませんが、ワクチンを打っておけば、仮に帯状疱疹を発症した場合も軽症で済むことが報告されています。
ワクチンの対象者は50歳以上の方です。
当日の体調によっては接種できない場合もありますが、当院でも接種を受けて頂くことが可能です。気軽にお問合せください。
院長の帯状疱疹体験記はこちら→