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当院でできる検査の紹介⑧ ~心電図~

さて第8回!心電図検査です。

学生の時にも何回かは受けたことがあるかもしれません。

心臓は決まった方向に指令の電気信号が流れ→うまく筋肉(心筋)が収縮することでポンプとして働いています。

その電気信号は体の表面にも伝わってきますので、それを何か所からか観察することで心臓の電気系統がうまく働いているかを見るのが心電図検査です。もちろん心臓のリズムの評価(不整脈の評価)も可能です。

身体の表面から心臓を見るわけですから、心臓の電気系統そのものだけでなく、心臓の大きさや位置、向きなども検査結果に影響を与えます。

心電図検査自体のメカニズムは少し専門性が高いと思うのでここでは割愛しますが・・時々病院で「12誘導とって~」という言葉を聞くことがあるかもしれません。

心電図はもちろん電気信号を拾うわけですから任意の位置で心電図を取り出すことができるわけですが、それでは一般化して考えることができないため、病院では基本的に12個の波形を取り出してそのパターンから心臓の電気系統を評価しています。手足に電極を挟んで、前胸部に6つの電極を張り付けていろいろな方向から心臓を見ているわけです。

いくつか重要な心電図変化があります。その一つが急性心筋梗塞を示す変化。

もし当院でそれが見つかったら・・大急ぎで近隣の循環器内科専門の先生がいる病院に搬送することになります。

 

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