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サルコペニア ご存知ですか?
サルコペニア、かなり市民権を得てきた言葉ですが、サルコペニアとは「加齢により全身の筋肉量と筋力が自然低下し、身体能力が低下した状態」と定義されています。1989年にアメリカの学術雑誌ではじめて提唱された言葉で、ギリシャ語で筋肉を意味する「サルコ(sarx/sarco)=筋肉」と喪失を意味する「ペニア(penia)=喪失」を合わせた造語です。「加齢性筋肉減弱現象」とも呼ばれています。
サルコペニアの原因は大きく2つに分けられます。
①加齢による筋肉量減少が原因とされる一次性サルコペニア
②加齢以外が原因となる二次性サルコペニア です。
二次性サルコペニアの原因としては
・活動量の低下:寝たきり、閉じこもり、体調不良で活動量自体が減ってしまう
・病気による消耗:臓器障害、悪性腫瘍、内分泌疾患、炎症性疾患が原因で消耗する
・栄養不足:消化不良、吸収障害、食欲低下、口腔機能の低下などで栄養が不足する
などがあげられます。
具体的にサルコペニアとはどのような状態でしょうか?サルコペニアの診断には大きく3つの項目の確認が必要です。
・筋肉量の低下:BMI値が18.5未満、もしくは下腿範囲(ふくらはぎの最も膨らんだ部分)が男性34cm未満、女性33cm未満
・筋力の低下:握力が男性28kg未満、女性18kg未満
・歩行速度の低下:歩行速度が1m/秒以下(10mを10秒で歩ききれない)
これに当てはまらなくても、徐々に痩せてきた、歩く速度が遅くなっている、といった時点で筋トレ、栄養状態の見直しを行い、サルコペニアを予防することが重要です。
ところで、サルコペニア、一体何が問題なのでしょうか?実は心身への様々な悪影響があります。
・筋肉量が減少して筋力が低下することで、立ち上がりや歩行が困難になる→社会参加の減少で認知症やうつのリスクが高まったり、更なる活動量の低下につながる
・転倒・骨折リスク、その他怪我のリスクが増す→寝たきり、要介護になる
・関節痛の原因となる
・筋肉量が低下し血糖値の変動が大きくなる
・飲み込む力(嚥下機能)の低下により誤嚥性肺炎などのリスクが増す
などなど、ただ筋肉が細くなる、だけではない、様々な悪影響が生じます。
サルコペニアを防いだり、改善するためには
・適度な筋トレを取り入れる (筋トレのすすめはこちら→)
・食生活を見直す
・持病の治療を適切に受ける ことが重要です。
是非サルコペニアを予防、治療して元気に過ごせる期間を長くしたいものです。


