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オーラルフレイル、ご存知ですか?
昨今メディアでもしばしば登場する「フレイル」という言葉ですが、これは「年をとって心身の活力が低下した健康状態と要介護状態の間の状態」を指します。「 虚弱」を意味する英語「frailty」を語源としてつくられた言葉です。このフレイル、様々な身体の部分に見られるようになりますが、(例;筋肉のフレイル等)口腔機能の弱りも心身に様々な悪影響を及ぼすことが知られており、「オーラルフレイル」と称されます。
口腔にはとても大事な機能があります。
◎咀嚼:物を噛む
◎嚥下:物を飲み込む
◎構音:言葉を発する
これらの機能が落ちると、十分な栄養が摂取できなくなる、誤嚥性肺炎になりやすくなる、他者とのコミュニケーションがうまく行かず、結果として孤立や閉じこもりの原因となるなど様々な害が生じます。これらが相まって全身機能の低下から要介護状態になったり、命に関わる病態に移行してしまうことも容易に想像されます。
口腔内の衛生環境を保つと共に、しっかりと口腔機能を維持して咀嚼・嚥下・構音の機能を維持することが大切です。
以下、歯科系の日本老年歯科医学会と医科系の日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会が、オーラルフレイルの定義などを明確化した「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」の中にある自己チェックリストを示します。是非ご自身やご家族にオーラルフレイルの予兆がないかを確認し、必要に応じて歯科受診なども検討して下さい。
OF-5 オーラルフレイルチェックリスト
〔1〕入れ歯などを除いた自分の歯が19本以下 「口腔環境の項目」
〔2〕半年前と比べて硬いものが食べにくい 「咀嚼機能の項目」
〔3〕お茶や汁物などでむせることがある 「嚥下機能の項目」
〔4〕口の渇きが気になる 「口腔環境の項目」
〔5〕普段の会話で言葉をはっきりと発音できないことがある 「構音の項目」
これら5項目中2つ以上に該当すると「オーラルフレイル」と判定される。


