全く医療と関係ない話題のため恐縮ですが、2025年7月に電子書籍を出版しました。

と言いましても著者は自分の大伯母にあたる岡田梅子氏で、彼女が生前残していた自費出版の本を電子書籍化したものです。

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梅子さんは大正一桁の生まれ、20代で太平洋戦争を迎えましたが、既に就職していた企業の駐在員として1943年からフィリピンルソン島のマニラに赴任していました。

しかし、戦況の悪化に伴い、1945年1月～マニラを出て北上、ジャングルや森の中をひたすら進み、マラリヤやアメーバ赤痢、空爆、飢餓を体験しつつも終戦を迎え、生還しました。

米軍の捕虜となり、船で日本に帰国後、この体験を本に残しました。

本人は2000年代前半に亡くなり、自費出版された本も徐々に数が減り、誰にも見向かれなくなってしまっていました。

そこで、今回私が一念発起し、より多くの方の目に触れる形で残すべく、電子書籍化しました。

民間人の視点で、過酷極まりない環境で、それでも沢山の人と協力しながらどうやって過ごし、生き延びたのか、淡々と描かれるやるせない悲劇の場面も含め、是非一読いただきたい作品です！