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脳梗塞 ~まずはわかりやすい言葉で!~

脳梗塞・・名前を聞いたこともない、という方はほとんどいないと思いますが、一方で脳梗塞とはこういう病気です!と説明するのはなかなか難しいかもしれません。今回はわかりやすく脳梗塞の概要をまとめます。

もっと細かいことを知りたい!という方は是非こちらもご覧ください。

脳梗塞~詳しい解説~

 

【脳梗塞とは?】

「脳の血管がつまる、つまり血流が遮断されてしまうこと」=「脳に必要な栄養や酸素が遅れなくなる病気」と言えます

脳はたった1.3-1.4Kg程度の臓器ですが、身体中の動きを司り、感覚の刺激を受取り、物を考え、、狭い範囲でたくさんの仕事を分担して行っています。

よってつまる血管の部位、大きさによって症状は全く異なります。それが脳梗塞の早期発見を難しくしている一つの理由かもしれません。

【原因は?】

重要な原因は大きく二つ!

1.動脈硬化(血管の老化により血流が悪くなりつまる)

2.不整脈によって血の塊(血栓)が血管を伝ってつまる

【特徴的な症状は?】

脳のダメージを受ける部位によって症状は様々です。

代表的な症状として・・

〇身体の麻痺(動かなくなること)やしびれ:右だけ、左だけおかしい、どちらかの半身に症状が出ることが多いです。両手、両足、という症状の出かたは、脳梗塞を疑う可能性が少なくなります。

〇顔の麻痺;顔の片側だけ力が抜け、水を飲むと口の片側から水がこぼれたりします。

〇呂律が回らない:うまく言葉がでなくなります。言葉自体が出てこない場合も、一生懸命喋っているのに周りには何を言っているか分からない場合もあります。

【治療法は?】

心筋梗塞と同様に時間が勝負の疾患です。とにかく急に上記のような症状が出たら病院に行く必要があります。

全例ではありませんが、発症して間もない場合であれば、つまってしまった血管部分を溶かす薬剤を点滴することやカテーテルを通してつまった部分を広げる治療が可能になることもあります。

反対に、4時間半以上経過してしまった脳梗塞はそれ自体の治療は難しいのが現実です。2回目以降の脳梗塞を防ぐことが目標になります。

【どういう経過をたどるの?】

脳梗塞を起こした(つまり詰まった血管)場所や大きさによって全く症状も経過も異なるのが脳梗塞の特徴です。

幸いなにも後遺症を残さない方から、半身麻痺など後遺症を残して社会復帰される方、寝たきりになってしまう方、亡くなってしまう方・・様々な経過が考えられます。

いずれの場合も、リハビリはその後の予後や生活の質に大きく関わってきますので、重要な治療と考えらえます。

 

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