ソージュ山下町内科クリニック

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睡眠時無呼吸症候群の検査 ~結果~

患者さんの許可を得て睡眠義無呼吸症候群のPG検査結果を公開、解説します。

こちらの方は夜間のいびきや呼吸停止をご家族に指摘されており、日中の眠気もある程度あることから今回検査を行いました。

こちらが検査の結果です。

一番上の矢印がRDIという睡眠時どれくらい無呼吸や低換気のイベントが起こっているかを示すものです。

RDI5以下が正常とされる中、こちらの患者さんはRDI53.8回/hrと非常に高い値になっているのがわかります。

つまり、1時間・・60分に53.8回も無呼吸や低換気のイベントがあることになります。

最重症の睡眠時無呼吸症候群が疑われます。

その下のコメントに目を移すと、酸素飽和度が70%まで低下するイベントもあることがわかります。

酸素飽和度は血液中の酸素の濃度を0-100%で表す指標で、特に肺の病気などがない人ではおおむね95-100%になります。

それが70%・・あまりピンとこない数字かもしれませんが、医療関係者が見ればびっくりするほどの低値です。

それだけ身体が酸欠状態になっているということです。

まとめレポートです。一番上の棒グラフが先ほどの酸素飽和度の変化の詳細です。

酸素飽和度の夜間の平均は95%と正常範囲に収まりますが、合計27分間は酸素飽和度が90%以下であったことがわかります。

身体には負担となる出来事です。

続いて呼吸状態の詳細です。睡眠時無呼吸症候群の原因は大きく、空気の通り道が狭くなったり閉じてしまう閉塞型と呼吸中枢が身体に呼吸させるのを忘れる中枢型があります。

今回の患者さんは合計34.7分も無呼吸=息が止まっていることになります。最長で68秒!(1分以上)呼吸していないことも分かります。

低換気は普段より呼吸による空気の出入りが半分以下になるような呼吸を指しますが、それは実に夜間195回も起こっており、

寝ている間、97.2分つまり1時間半以上低換気状態になっていることがわかります。

 

こちらの患者さんですが、1回の検査で睡眠時無呼吸症候群と診断、早速CPAPによる加療を始めています。(→ブログ)

開始直後から日中の疲労感の改善を自覚されており、思ったよりスムーズにマスクを装着した状態での睡眠にも慣れていただきました。

おそらく今後高血圧の改善なども期待できます。

 

非常に簡便に行える睡眠時無呼吸症候群の検査、自分、ご家族、心配なことがある場合は是非気軽にご相談下さい。

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